前回は、睡眠中に脳内で老廃物を除去する作業が盛んに行われているというお話でした。
ただし〈質の良い睡眠〉が大切なのですが、
今回は「不眠の原因」と「質の良い睡眠」についてのお話です。
●不眠の原因
・身体的原因: 痛み・頻尿・咳、呼吸などの異常・腸内環境
ex)ケガ、五十肩、喘息など
・生理学的: 音・温度・光・環境の変化
ex)時差ボケ、眠る場所、環境など生活リズム
・心理学的: ストレス・恐怖
ex)ショックな出来事、悩み事など精神的なストレス(本人が気にして無いつもりでもある)
・精神医学的: 鬱・不安・統合失調症・ホルモンが分泌しない状態
・薬理学的: ステロイド・降圧剤・抗ヒスタミン剤・コーヒー(カフェイン)・お酒など
●質の良い睡眠
上記の「不眠の原因」に心当たりがある場合は、出来る限り取り除くことから。
睡眠の質を上げる方法として「メラトニン」の分泌が重要な鍵を握っています!
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、
脈拍・体温・血圧を低下させて、睡眠と覚醒のリズムを調整して、自然な眠りに誘導します。
目の網膜が受ける光の量で分泌量が決まり、
夕方暗くなる頃〜分泌され、朝光が目に入る事で分泌が止まります。
(朝の光を浴びてから15h前後に分泌される)
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よく耳にすると思いますが、パソコンやスマホのブルーライトは網膜に光の刺激をするので、夜遅くまで見ていると入眠の妨げになります。
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私事ですが、
寝る前に心配事や悩み事を考えながら布団に入ると、悪い夢を見たり、眉間にシワを寄せてシワの原因になったりと、美容的にも良くないと昔から思っています。
寝る前に色々一旦整理して、布団に入る時は楽しい事を考えて入眠するようにしています。
美容にも健康にも〈質の良い睡眠〉はとっても大事!
今回のテーマは3回に渡ってのお話でした。
皆様が良い睡眠をとれますように。